英中銀、政策金利を維持 5.25%、7会合連続据え置き

AI要約

英中央銀行BOEは政策金利を5.25%に維持し、7回目の据え置きを決定。

物価上昇率は2.0%まで低下したが、サービス価格の高止まりが課題。

BOEはインフレ抑制のため、利上げを続ける方針を維持している。

英中銀、政策金利を維持 5.25%、7会合連続据え置き

 【ブリュッセル共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は20日、政策金利を5.25%に維持すると発表した。据え置きは7会合連続。物価上昇率は目標の2%まで低下したが、インフレ再燃を防ぐため、高い金利水準を維持する必要があると判断した。

 英統計局によると、5月の物価上昇率は前年同月比2.0%で、2021年7月以来の低い水準だった。食品などの価格上昇は鈍ったが、BOEが重視するサービス価格は高止まりしている。

 BOEは21年12月以降、エネルギー価格高騰などによるインフレを抑制するため、利上げを急いだ。23年8月に引き上げて以降は5.25%に据え置いている。