じもとHD、国の実質管理下に

AI要約

きらやか銀行(山形市)と仙台銀行(仙台市)の親会社であるじもとホールディングス(HD)が国の実質的な管理下に入った。

2期連続の赤字決算と2024年3月期の配当見送りが発表され、公的資金注入により国が全体の63.5%を持つ支配株主となった。

国が保有する優先株に議決権が発生し、これにより国が経営の実権を持つことになった。

 きらやか銀行(山形市)と仙台銀行(仙台市)の親会社、じもとホールディングス(HD) <7161> が20日、国の実質的な管理下に入った。2期連続の赤字決算に陥り、2024年3月期の配当を見送ることが仙台市内で同日開いた定時株主総会で確定。公的資金注入に伴い国が保有する優先株に議決権が発生し、国が全体の63.5%を持つ支配株主となった。