ハイブリッド化でパワーはW12を凌駕!丸眼四灯脱却の新生ベントレー「コンチネンタルGT」PHEVが6月25日に正式デビューへ

AI要約

ベントレー・コンチネンタルGTのPHEVモデルが6月25日に正式発表される。最高速は340km/hに迫る見込み。

新型では1952年Rタイプコンチネンタルからインスピレーションを得たデザインアップグレードが施されている。

搭載エンジンはV8ツインターボと電気モーターを組み合わせた新開発のハイブリッドシステム。

ハイブリッド化でパワーはW12を凌駕!丸眼四灯脱却の新生ベントレー「コンチネンタルGT」PHEVが6月25日に正式デビューへ

これまでもたびたび取り上げてきたベントレー・コンチネンタルGTのPHEVモデルが6月25日に正式発表されることがわかった。パフォーマンス数値の詳細は明らかになっていないが、動力性能はW12モデルを上回り、最高速は340km/hに迫るとみられている。ベントレーは6月18日、現在開発中のコンチネンタルGTのプラグインハイブリッドバージョンの最新ティザーイメージを公開。あわせて同モデルを6月25日に正式発表することを明らかにした。

公開されたティザーイメージでは、1952年のRタイプコンチネンタルにインスピレーションを得た力強いスタンスと、パワフルなリアクォーターを引き継いでいるが、限定モデル「マリナー プロジェクト」で見られたいくつかの視覚的アップグレードを取り入れていることがわかる。

現行型の4灯式ラヘッドライトのセットアップは、2021年のバカラルに見られるライトのように、各コーナーからクレオパトラ風のアイライナーが流れる楕円形のデザインに変更されている。また新型では、よりワイドで空気力学的に優れた後傾姿勢になっていることもわかる。LEDテールライトもバカラルからインスピレーションを得ているようだ。

一部のファンはW12エンジン廃止に失望しているかもしれないが、シリンダー数の減少にともなって低下するエンジンパワーは補われる。新たなコンチネンタルGTに搭載されるのは、4.0L V型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせた完全新開発のプラグインハイブリッドシステムだ。W12エンジンモデルは最高出力635ps、最大トルク900Nmを発揮したが、V8 PHEVでは最高出力771psへと向上。駆動方式は4WDで、EVモードでは50マイル(80km)が走行可能となる見込みだ。

加えて、トルクベクタリング、4輪ステアリング、電動リヤLSD、48Vエレクトリックアンチロールバーと新開発のアダプティブデュアルバルブダンパーが組み合わされた、より洗練されたシャシーが奢られる。

ベントレーはパフォーマンス数値を公表していないが、0~60mph(97km/h)まで約3秒で加速し、最高速度は210mph (338 km/h)近くに達すると思われる。さらに興味深いのは、世界最長の海底通路であるノルウェーのリフィルケトンネルで、208mph(335 km/h)という新しい水中速度記録を達成したという。