オープンAI、営利目的企業へ転換も CEOが示唆=報道
オープンAIのCEOは、非営利の理事会が管理しない営利目的企業への転換を検討していることを明らかにした。
理事会が考えているシナリオの一つには、社会的な目標達成を目指しつつ利益を追求する「ベネフィットコーポレーション」がある。
オープンAIは引き続き、誰もが恩恵を受けるAIの構築に取り組むと述べた。
[14日 ロイター] - 生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、非営利の理事会が管理しない営利目的企業への転換を検討していると明らかにした。
IT情報サイト「ジ・インフォメーション」が14日報じた。一部の株主に対して述べたという。
報道によると、同氏は理事会が検討しているシナリオの一つとして「ベネフィットコーポレーション」に言及した。これは利益を追求すると同時に社会的な目標達成を目指すもので、同業のアンソロピックやxAIが採用している。
協議は流動的で、理事会は最終的に別のアプローチを取ることを決定する可能性もあるという。
オープンAIはロイターの取材に対し、「誰もが恩恵を受けるAIの構築に引き続き注力していく。非営利団体はわれわれの使命の中核であり今後も続く」と説明した。