![](/img/media/664dfb175585a.jpg)
3列目は実用性に欠ける!? 燃費28km超えにコンパクトな[シエンタ]は運転のしやすさ抜群だった!
新型スズキ スイフトが24km/Lを目指す中、トヨタ シエンタの燃費性能と使い勝手をチェック。3列目座席の快適性と操作の面倒さが注目ポイント。
シエンタはコンパクトボディで床が低く、膝の持ち上がる窮屈な姿勢を避ける。28.2km/Lの買い得ハイブリッドGグレードも魅力。
しかし、全長制限により3列目膝先空間が狭い。また、3列目の格納や2列目シートの操作が面倒な点がイマイチ。
![3列目は実用性に欠ける!? 燃費28km超えにコンパクトな[シエンタ]は運転のしやすさ抜群だった!](/img/article/20240616/666ec6811e575.jpg)
燃料費が高騰する昨今、燃費性能は少しでも高いほうがいい。そこで、新型スズキ スイフトがマークした24km/Lを目安とし、それ以上の燃費性能を持つクルマの良い部分とイマイチな部分を洗い出した。ここでは5ナンバーサイズのコンパクトミニバン・トヨタ シエンタの○と×をチェック!!
※本稿は2024年5月のものです
文/渡辺陽一郎、写真/トヨタ
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
※価格帯は24km/Lオーバーのグレードのみを掲載
※スペックはおすすめグレードの2WD車
●どんなクルマ?
全長が4260mmに収まるコンパクトミニバンで、多人数の乗車を可能にするいっぽう、低燃費で運転もしやすい。
●ココがGOOD!!
ボディはコンパクトだが、薄型燃料タンクの採用によって床が低い。そのために3列目の床と座面の間隔が相応に確保され、膝の持ち上がる窮屈な姿勢になりにくい。WLTCモード燃費も優れ、買い得なハイブリッドGは7人乗りが28.2km/L。
●ココがイマイチ……
全長が4300mm以下だから、3列目の膝先空間が狭い。3列目はコンパクトに格納できるが、2列目を動かして、その下に収めるから操作が少々面倒だ。ミニバンではセパレートタイプの2列目シートが人気だが、シエンタはベンチタイプのみ。
・おすすめグレード:ハイブリッドG
・サイズ:全長4260×全幅1695×全高1695mm
・車重:1360kg
・パワートレーン:1.5L直3(91ps/12.2kgm)+モーター(80ps)
・燃費:28.2km/L(7人乗り)