ITエンジニア志望が選ぶ、人気の就職先 「ソニー」「Google」を超えた1位は?

AI要約

ITエンジニア志望学生が選ぶ人気企業のトップ30を発表する調査結果。

待遇面や企業環境が重視される中、特に「給与がよい」「福利厚生が充実している」が上位に。

国内企業と外資系企業を比較したポイントからも学生の傾向が分かる。

ITエンジニア志望が選ぶ、人気の就職先 「ソニー」「Google」を超えた1位は?

 ITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza(東京都港区)が、ITエンジニアを志望する学生を対象に調査を実施し、「就職人気企業ランキング」を発表した。ITエンジニア志望学生が選ぶ人気企業のトップ30は――。

 ITエンジニア志望学生が選ぶ「就職人気企業ランキング」の1位は「任天堂」となった。次いで、「グーグル」「ソニーグループ」と続いた。

 パナソニックといった大手家電メーカーや、GoogleやLINE、AWS(アマゾン ウェブ サービス ジャパン)などのデジタルプラットフォームやクラウドサービスの運営企業、また任天堂、セガ、カプコンといったゲームメーカーが上位にランクインする結果に。仕事内容がイメージしやすく、自分の仕事がユーザーや社会にどのように貢献するのか分かりやすい企業を希望する傾向が見られた。

 ITエンジニア志望学生が就職先を選ぶ際のポイントでは「給与がよい」「福利厚生が充実している」といった待遇面が上位となった。ITエンジニアを志望する学生特有の項目としては「自分が望む職種に就ける」(4位)、「研修制度が充実している」(5位)、「開発環境・業務環境が整っている」(8位)などが上位となった。

 同社によると「自分が望む職種に就ける」は年々重要度が高くなっており、どの職種に配属される分からない、いわゆる「配属ガチャ」を好まない学生が多いという。

 選んだポイントを国内企業、外資系企業別でそれぞれ見ると、ともにトップは「給与がよい」となった。一方で、国内企業を志望する学生が重視しているのは「福利厚生が充実している」「社風が自分に合う」「研修制度が充実している」といった企業内の環境や制度であるのに対して、外資系企業を志望する学生は「社会的な貢献度が高い」や「技術力に定評がある」を重視している傾向が見られた。

 その他「成果を出せば評価される仕組みがある」は外資系企業の方が9.7ポイント高かった。外資系を志望する学生は、よりチャレンジングな環境で成長していきたいと考えていることがうかがえる結果となった。

 調査は2月28日~4月19日にインターネットで実施。「paiza新卒」に登録する2024~2027年卒までの学生で、ITエンジニアを志望している539人から回答を得た。