自動車部品鋳造のアイシン高丘 溶解炉用バイオ燃料量産へ 来年8月からインドネシアで開始

AI要約

アイシン高丘がバイオ成型炭を使用し、二酸化炭素排出量が実質ゼロになる溶解炉向け燃料をインドネシアで量産する計画を発表した。

パーム油メーカーとの合弁会社を設立し、ボルネオ島に工場を開設。年間生産量は1万2千トンで、29年には6万トンに拡大する予定。

この取り組みにより、エネルギー消費量が大きい鋳造業界の二酸化炭素排出量削減に貢献することが期待されている。

自動車部品鋳造のアイシン高丘 溶解炉用バイオ燃料量産へ 来年8月からインドネシアで開始

 自動車の鋳造部品を製造するアイシン高丘(本社豊田市)は12日、二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロになる溶解炉(キュポラ)向け燃料「バイオ成型炭」を、インドネシアで2025年8月から量産すると発表した。今年7月に現地のパーム油メーカーと合弁会社を設立し、ボルネオ島に工場を開設する。年間の生産量は1万2千トンで、29年には6万トンまで引き上げる。エネルギー消費量が大きい鋳造業界の二酸化炭素(CO2)排出量削減に貢献する。