ヤマト運輸、きょうから「置き配」の対象拡大 2024年度内に再配達率6%目指す

AI要約

宅配最大手のヤマト運輸は10日から、受け取り側が不在の際、玄関前などに荷物を置く「置き配」の対象を広げ、再配達をさらに減らします。

個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録している約5600万人を対象に、置き配の選択肢を拡大し、宅急便や宅急便コンパクトでも利用可能となりました。

政府は再配達率を下げる取り組みを推進し、トラックドライバーの負担軽減や環境負荷の削減を目指しています。

 宅配最大手のヤマト運輸は10日から、受け取り側が不在の際、玄関前などに荷物を置く「置き配」の対象を広げ、再配達をさらに減らします。

 利用できるのは、個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録している約5600万人です。これまで置き配は一部の商品のみで選択が可能でしたが、10日からは「宅急便」「宅急便コンパクト」でも選べるようになります。これでヤマト運輸が運ぶ荷物の約8割で置き配を選ぶことができます。

「労働力の確保と環境で言うと、CO2削減につながったりといろいろな相乗効果が生まれるんじゃないかと」(ヤマト運輸ドライバー・石川康平さん)

 政府は、トラックドライバーの負担の減少につながるとして、2023年10月時点で10%を超えている再配達率を2024年度内に6%にすることを目指しています。(ANNニュース)