ダンロップ、小型トラック・バン用スタッドレスタイヤ新商品「ウインターマックスLV01」新開発のインターロッキングサイプなど採用

AI要約

住友ゴム工業は新商品「WINTER MAXX LV01」を発売することを発表。商用車所有者やユーザー向けに冬道走行の安全性とコスト削減に注力。

新開発の「インターロッキングサイプ」により、氷雪上性能とライフ性能が向上。氷上ブレーキ性能では15%向上し、摩耗中期でも性能維持。

接地面積を増やし、氷上性能を持続させつつ、ライフ性能も向上。従来品に比べ、さらなる性能向上を実現した。

ダンロップ、小型トラック・バン用スタッドレスタイヤ新商品「ウインターマックスLV01」新開発のインターロッキングサイプなど採用

 住友ゴム工業は6月5日、ダンロップ(DUNLOP)ブランドから小型トラック・バン用スタッドレスタイヤの新商品「WINTER MAXX LV01(ウインター マックス エルブイゼロワン)」を、8月1日から発売すると発表した。小型トラック用23サイズ、バン用22サイズの展開で、価格はオープンプライス。

 新商品「WINTER MAXX LV01」では、商用車を保有する事業者やユーザーが重視する傾向にある冬道走行の安全性やコスト抑制に対応。「インターロッキングサイプ」を新開発し、タイヤ表面に刻まれる細かい溝が凍結路面旋回時に不安定な状態になる横滑りを抑制。さらに、接地面積を増やす設計により「氷雪上性能」とタイヤを長く使用することができる「ライフ性能」を大幅に高めた。

 新開発の「インターロッキングサイプ」は、タイヤ表面のパターンデザインに回転方向に長いサイプを施した、車両旋回時にひっかき効果を発揮し、横滑りを抑制。さらに、様々な冬道に対応すべく氷雪上性能を高めるために、パターンデザインとトレッドプロファイル(断面形状)を一新し、接地面積を増やしたことにより、氷雪上性能が向上するとともに、よりしっかりした接地感を得ることができるとしている。これらの技術によって、氷上ブレーキ性能では従来品「WINTER MAXX LT03M」比で15%向上、「WINTER MAXX SV01」比で14%向上した。

 また、接地面積の増加に加え、サイプ設計を最適化することで摩耗中期でもサイプが維持され、引っかき効果やタイヤの外観が保たれることにより、氷上性能が持続するとともに、ライフ性能も従来品「WINTER MAXX LT03M」比で12%向上した。