パナソニック社長「信頼失墜の重大な事象」 LUMIXの写真問題で

AI要約

パナソニックの品田正弘社長は、不適切な写真を使用した件について信頼失墜の重大性を認識。

ミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC―S9」の特長紹介ページで他社製カメラの写真を使用、謝罪文を公表。

品田氏は他の家電製品には同様の事例はなく、類似手法は使用されていないと説明。

パナソニック社長「信頼失墜の重大な事象」 LUMIXの写真問題で

 パナソニックの品田正弘社長は7日、カメラの新商品紹介のサイトに不適切な写真を使っていた問題について、「我々の信頼を失墜させる重大な事象だった」との認識を示した。他の家電で類似の事例はないと説明した。

 同社は、6月発売予定のミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC―S9」の特長を紹介するページで、他社製のカメラで撮影した写真などを外部の写真提供サービスで入手して掲載。SNSなどで批判が出たことを受けて5月下旬に謝罪文を公表し、写真を差し替える事態となった。

 7日にあった経営説明会で、品田氏は「(外部の写真が)カメラのスペックそのものの説明で使われ、大きな誤解を招いた」と述べた。他の家電については「(商品紹介で)一瞬を切り取るような手法はなく、同じような事例はない」との見方を示した。(清井聡)