5年前U-NEXT HDに9万円投資したら今いくら?2024注目テーマ「海運」「半導体」関連銘柄全6つをプロ厳選

AI要約

中型株の中には知名度のある銘柄も含まれる。主戦場の大型株やグロース株を避け、中型株で勝負する選択肢もある。

中型株には一般的な知名度の銘柄だけでなく、市場のテーマとなった業種の銘柄も存在する。

動画配信サービスの中で国内系のU-NEXT HDが存在感を発揮し、その株価も大きく上昇している。

5年前U-NEXT HDに9万円投資したら今いくら?2024注目テーマ「海運」「半導体」関連銘柄全6つをプロ厳選

 大型主力株やグロース株の有名銘柄に比べると、中型株は印象の薄い存在だ。しかし中型株の中には、一定の知名度のある銘柄も含まれる。

 相場を盛り上げるテーマ株について、主戦場の大型株やグロース株を避け、中型株で勝負するという選択肢もある。ただし中型テーマ株への投資は銘柄選別も必要だ。みんかぶプレミアム特集「最強株の選び方」全12回連載の第6回【中型株】編ーー。

 中型株と聞いてどのようなイメージが浮かぶでしょうか?中型株と一言でいってもイメージは人それぞれのため、一定の枠をはめ「JPX日経中小型株指数」の構成銘柄とします。

 同構成銘柄を見るとタマホーム(1419)、日本ケンタッキー・フライド・チキン(9873)、マネックスG(8698)、パソナG(2168)など、一般的な知名度を有する銘柄が多数あります。当然、それほど知名度のない銘柄もありますが、グロース指数の構成銘柄に比べると、手堅い銘柄が多いといえるでしょう。

 中型株には大型株やグロース株で、市場のテーマとなった業種の銘柄もあります。人気化している業種の銘柄について、主戦場のプライム市場や爆発力はあるものの割高銘柄も多いグロース市場を避けて、中型株で戦うという選択肢があります。

 動画配信サービスは、コロナ禍で大きく取り上げられた反面、コロナ禍が明けてブームが一服した感があります。また、NetflixやAmazonプライムなど動画配信サービスは、その多くが海外サービスです。

 その中でU-NEXT HD(9418)は、国内系の動画配信事業者として存在感を発揮しています。動画配信市場の拡大とともに、業績拡大が続いています。動画配信市場の拡大への期待感が高まっていた5年前に、U-NEXT HDに投資していたらどうなっていたのでしょうか? 以下が株価の推移です。

2019年3月末 865円

2020年3月末 1327円

2021年3月末 2063円

2022年3月末 2551円

2023年3月末 2561円

2024年3月末 5300円

 2019年3月末に865円で投資していると、5年後の2024年3月には5300円となり、6.1倍となっています。約8.5万円の投資が53万円となりました。コロナ禍を経てネットで動画を視聴するスタイルが定着する中で、動画配信事業を手がける同社の株価も大きな上昇を果たしました。この5年間で同社は国内の動画配信事業者としての地位を確立し、株価も伸びたといえるでしょう。