〔東京株式〕底堅い=売り材料もなく(4日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は底堅く、特に悪材料もなく押し目買いや買い戻しが入る状況。

後場は小動きで、上下に動きにくい状態が続く。

業種別株価指数では鉱業や保険業が下落し、サービス業や電気機器が上昇。

 (13時50分)日経平均株価は下げ幅を縮め、前場高値を一時上回るなど、底堅い。「特に悪材料もなく、売りの勢いも限定的と見て、押し目買いや買い戻しが入っている」(国内証券)という。ただ、戻りを試す雰囲気もなく、引き続き上値は重い。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比175円46銭安の3万8747円57銭と前場引け値付近で始まるなど、マイナス圏で小動き。売り買いともに決め手となる材料がなく、「上にも下にも動きにくい」(大手証券)状態だ。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比173円78銭安の3万8749円25銭、東証株価指数(TOPIX)は12.85ポイント安の2785.22と、ともに反落。上値追いにつながる新たな買い材料が見当たらない中、利益確定売りが出て株価を抑えた。

 51%の銘柄が値下がりし、44%が値上がりした。出来高は8億6988万株、売買代金は2兆1584億円。

 業種別株価指数(33業種)は鉱業、保険業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが下落。上昇はサービス業、電気機器など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億6750万株。

 【グロース】グロース250は反発。グロースCoreは続伸。

 (10時22分)日経平均株価は朝に比べて下げ幅を広げるなど、軟調だ。一時プラスに転じた東証株価指数(TOPIX)も再びマイナスになっている。朝の売りが一段落した後は押し目買いが入っていったん下げ渋ったが、「買いが続かず上値が重かったことで、売り直している」(国内証券)という。朝方は底堅さを見せていた東エレク <8035> が値を消し、年初来高値を付けたミツコシイセタン <3099> がマイナスに転じており、「買いは短期の人が中心」(同)のようだ。一方、前日後場に下落が目立ったトヨタ <7203> など自動車株は「日本株全体の下げ方と比べ、それほど弱くもない」(中堅証券)とされる。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比220円49銭安の3万8702円54銭と下落して始まった。幅広い業種で前日までの上昇を受けた利益確定の売りが先行している。