内定獲得後、就活を続ける学生は約8割 一体なぜ?

AI要約

2025卒の学生の78.3%が内定を獲得した後も就活を継続する意向を持っていることが分かった。

内定を得た後も就活を続ける理由として、「より志望度が高い企業の選考を受けたい」「最後まで受け切り納得したい」「内定先より良い企業がある」という理由が挙げられている。

学生たちが志望度が高まる可能性がある企業のアプローチとして、仕事内容や働き方に関する情報提供や社員との交流機会の提供が重要であることが示されている。

内定獲得後、就活を続ける学生は約8割 一体なぜ?

 1社目の内定を獲得後、他社の選考を受け続けたいと考えている2025卒はどの程度いるのか。ジェイック(東京都千代田区)が調査結果を発表し、78.3%が内定を獲得した後も就活を続けている、もしくは就活を継続したいと回答したことが分かった。内定を得た後に継続する意思がない学生は18.9%にとどまった。

 内定を得た後も就活を継続している、もしくは継続する意図がある学生が回答した理由の1位は「より志望度が高い企業の選考を受け切りたいため」(49.4%)。2位は「第一志望ではあるが、最後まで受け切り納得した状態で就活を終えたいため」(25.3%)、3位は「内定先より、良い企業があると感じるため」(14.5%)だった。

 第一志望でない企業から内定を獲得した後、企業からのアプローチで志望度が高まる可能性があるかについて「少しあると思う」(49.1%)と回答した学生が最も多かった。「あると思う」(34.9%)、「あまりないと思う」(10.4%)が続いた。

 志望度が高まりそうな企業側のアプローチでは「仕事内容や働き方に関する情報提供」「社員や内定者との交流機会の提供」(各41.6%)が同率で1位に。3位は「面談やLINE連絡などのコミュニケーション」(15.7%)だった。

 1位だった「仕事内容や働き方に関する情報提供」の具体的な内容では「大変さを含めたリアルな働き方」(51.4%)が1位だった。「福利厚生や資格取得支援などの制度」(45.9%)、「社風や社員の雰囲気について」(40.5%)が続いた。

 同じく「社員や内定者との交流機会の提供」の内容として最も回答を集めたのは「社員との座談会(オンライン)」(48.6%)。2位は「社員との座談会(対面)」(32.4%)、3位は「会社見学や職場体験を通じた、社員との交流」(29.7%)が続いた。

 2月13日~4月28日にインターネットで調査した。対象は企業の人事責任者・担当者で、回答者数は106人。