25年卒大学生の内定率82% 6月1日時点、過去最高

AI要約

2025年卒業予定の大学生の就職内定率が82.4%となり、前年比2.8ポイント増加した。

内定を得た企業の業種は情報通信業が最も多く、機械器具製造業と製造業(機械以外)が続いた。

政府が要請する日程のルールに違反があるものの、学生優位の状況が続く中で内定率は過去最高となった。

 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートは6日、2025年卒業予定の大学生の就職内定率が6月1日時点で82.4%だったと発表した。24年卒の前年同時点から2.8ポイント増えた。現行の採用日程になった17年卒以降で過去最高だった。

 政府が要請する日程のルールでは、1日に面接などの選考活動が解禁となったばかり。前倒しで実施しても罰則はなく、学生優位の「売り手市場」が続く中でルールの形骸化が指摘されている。

 内定を得た企業の業種は「情報通信業」が26.9%でトップ。「機械器具製造業」と「製造業(機械以外)」がいずれも18.4%で続いた。