中電 提訴していた元取締役への損害賠償請求を取り下げ ガスの大口契約をめぐる談合

AI要約

中部電力は、談合に関与した元取締役への損害賠償請求を取り下げると発表しました。

中部電力と中部電力ミライズは、東邦ガスとの受注調整で公正取引委員会から独占禁止法違反と認定されました。

中部電力が提訴していた損害賠償請求を取り下げる決定をした理由とその手続きについて説明しています。

中電 提訴していた元取締役への損害賠償請求を取り下げ ガスの大口契約をめぐる談合

中部電力は、談合に関与したとして提訴していた元取締役への損害賠償請求を取り下げると発表しました。

 中部電力と中部電力ミライズは、中部地区のガスの大口契約をめぐる東邦ガスとの受注調整で、公正取引委員会から独占禁止法違反と認定されました。

 中部電力は、談合を認識しながら是正しなかったとして元取締役1人に対し、5月29日に約7000万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴していました。

 その後、6日までに、この元取締役と、実際に受注調整をしていたとされる元執行役員から損害賠償請求額の全額が弁済されたことから、この訴えを取り下げると発表しました。

 準備が整い次第、速やかに名古屋地裁に取り下げ手続きを行うとしています。