取材ノート エンジニア魂を伝えたい

AI要約

製造業の経営者が利益の一部を研究開発に充てる重要性について述べられている。製品の性能向上や新製品開発を通じて、失敗や赤字を乗り越えて利益を上げることができるため、適正な研究開発費の決定が求められる。

取材先の経営者が研究開発への投資により世界的な技術を確立し、持続的な発展に貢献している様子が伝えられている。エンジニアがワクワクして取り組める環境づくりが重要であり、その魂を読者に伝えることの意義が示唆されている。

倉科信吾が知多半島の食の豊富さを楽しみながら取材活動を行っている様子が描かれており、地域の魅力を発信することの喜びが伝わる。

取材ノート エンジニア魂を伝えたい

 ■稼いだ利益の一部を研究開発に充て一段と技術を磨き上げる。研究開発は失敗もあれば、長期間の赤字から脱却し大きな利益を生み出すこともある。このため、製造業の経営者はキャッシュフローに最善の注意を払い、外部環境を見ながら財務状況と研究開発のバランスを考え適正な研究開発費を決定する。

 ある取材先の経営者は「これまで研究開発によって大きな利益を得たが、利益の多くを研究開発費に充ててきた」と振り返る。製品の性能向上、新製品開発のたびに新しいアイデアが頭に浮かんでワクワクして「もっと良い製品をつくりたい」と、エンジニア魂に火が付くようだ。 

 取材先の経営者は何度も失敗したが、それを乗り越え世界的な技術を確立した。企業の持続的な発展には財務状況の安定化が不可欠だが、エンジニアがワクワクして研究開発に取り組める環境づくりも製造業の責務だ。

 楽しんで研究開発に取り組むエンジニアに出会い、私もその魂を読者に伝えていきたい。

 ■倉科 信吾(くらしな・しんご)知多半島を担当。新鮮な魚、知多牛、知多豚、醸造品、イチゴなど、食が豊富な地域でお気に入りの商品や店舗を探索。最近の楽しみの一つになっている。