高岡早紀さんが現在の愛車について語る。憧れのクラシックカーと艶やかに共演!

AI要約

高岡早紀さんが現在所有している愛車はメルセデス・ベンツのGクラスで、8年以上乗っている。将来のクラシックカーにしたいか悩んでいる。

高岡早紀さんの憧れのクルマはメルセデス・ベンツ300SLであり、その美しさに魅了されている。

将来はポルシェのケイマンやベントレーのベンテイガなどに乗ってみたいと考えている。

高岡早紀さんが現在の愛車について語る。憧れのクラシックカーと艶やかに共演!

愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第39回。知られざるクルマ好きの俳優・高岡早紀さんが。愛車とのエピソードをたっぷり語った! 後編では 現在の愛車に関するエピソードを披露するとともに憧れのクラシックカーにも触れた。

高岡早紀さんが現在プライベートで乗っているのは、3代目トヨタ「プリウス」のあとに購入したメルセデス・ベンツの「Gクラス」。先代の最終モデルで、かれこれ8年ほど愛用しているという。このクルマは、高岡さんのYouTubeチャンネルでのドライブ企画でも活躍している。

「すごく気に入って乗っているのですが、でもあと10年は乗れないだろうから、次はどうしようか? と、考えています。私のクルマは走行距離が5万kmと少なくて、クルマ屋さんによれば下取りはかなり高いらしいんですけれど、そのいっぽうで、このクルマをずっと持っているほうがクラシックになって格好いいとも言われて、もう2年ぐらい考えています」

メルセデス・ベンツのGクラスに乗っている著名人は多い。でも。高岡さんのようにポルシェ「911」やメルセデスの「SL」、ちょっと古い1970年代のシボレー「カマロ」やヴァンデン・プラ「プリンセス1300」にも乗って、昔乗っていたゲレンデにもう一度帰ってきた、という滋味深いストーリーは、あまりないだろう。

このようにクルマ趣味を満喫してきた高岡さんにとっての憧れのクルマ、それはメルセデス・ベンツの「300SL」という。

東京・南青山にオープンしたばかりの「ABODA GARAGE」に置かれたメルセデス・ベンツ300SLを前に、このクルマに憧れるようになったきっかけを高岡さんが振り返る。

「以前、クラシックカーのラリーに参加させていただいたとき、『やっぱり私はベンツが好きだ』と、思ったんですね。イタリアの古いクルマとか、美しいフォルムの名車が並ぶなかで、理由はわからないけれどベンツが輝いて見えたんです。特に300SLは、男性的な強さではなくて、エレガントなフォルムで素敵だなと思いました」

メルセデス・ベンツ300SLは、もともとレーシングマシンと開発されたモデルで、SLとはドイツ語の「Super Leicht(超軽量)」を略したもの。1954年に市販モデルが発表され、1957年まで生産された。1957年に2ドアクーペの生産が終了、以後、1963年までロードスターが生産された。

300SLというネーミングはエンジンの排気量に由来し、最高出力215psを発生する3.0リッターの直列6気筒エンジンを搭載していた。同時に発表された「190SL」は300SLの廉価バージョンという位置づけで、エンジンは1.9リッターの直列4気筒エンジン、最高出力は105psだった。

また、300SLと190SLの後継モデルとして1967年に登場したのが「230SL」で、2.3リッターの直列6気筒エンジンを搭載していた。

ABODA GARAGEに並べられた300SL、190SL、230SLを交互に見比べながら、高岡さんは「クルマというより、永遠に受け継がれる美術品のようですね」という感想を残した。

「乗ってみたいような気もしますが、私のような者が乗るのではなく、このクルマの価値を理解なさっている方が大切に乗るべきだという気もします。そうですね、私はこうして眺めているだけで充分に幸せです」

憧れの300SLは眺めるだけで充分だとして、現在のゲレンデの次に乗るとしたら、どんなクルマが理想なのだろうか。

「実は、もう一度ポルシェに乗ってみたいと思っています。911よりもう少し小さいやつ、『ケイマン』ですか? とても興味があります。もうひとつ、ずっと犬を飼っているので、広々としたSUVも候補です。アメリカのSUVもいい雰囲気だと思いますが、私にとってのアメ車は、小さな子どもが後ろの席でスヤスヤ寝ているというイメージなので、いまはちょっと違うかなという気がしています。そうですね、ベントレーの『ベンテイガ』とか、いいかもしれませんね」」

高岡早紀さんの愛車の履歴書は、長くて深いものになった。しかも、まだまだ続きがありそうだ。

何年かあと、ふたたびこの企画に登場してもらいたい。