阪神高速の上限料金引き上げ開始、長距離は値上げ…都心部避ける「迂回ルート」走行時の割引制度も導入

AI要約

阪神高速で新料金制度がスタートし、長距離走行の料金が引き上げられた一方、都心部を迂回する際の割引制度も導入された。

ETCを利用しない普通車の料金は一律1950円になり、ETC利用時は51.7キロ以上の料金が1950円に変更された。

深夜割引や都市部の渋滞緩和を図る新料金体系の導入が行われた。

 阪神高速で1日、新料金制度がスタートした。長距離を走る際の上限料金が、普通車で630円引き上げられたが、都心部を迂回(うかい)した際の割引制度も導入された。

 これまではETCを利用する普通車であれば、32・3キロを超えてどれだけ走っても料金は一律1320円だった。新制度では、一律料金の対象を51・7キロ以上とし、1950円に変更した。ETCを利用しない普通車は原則、一律1950円(630円増)になる。

 一方、大阪や神戸の都心部を避けて、指定された迂回ルートを走行した場合、割引を適用する。午前0~4時に利用すると料金が2割引きとなる「深夜割引」も導入した。

 同社は「新たな料金体系で、都市部の渋滞緩和を図りたい」としている。