対ウクライナ、3500億円融資へ 戦争継続で景気は減速 IMF

AI要約

国際通貨基金(IMF)はウクライナへの新たな融資供与について合意した。

ウクライナの景気はロシアの侵攻の影響で減速し、IMFは警告を発表した。

合意された融資は156億ドル規模の融資枠の一部であり、ウクライナ経済は戦争継続によりリスクが高まっていると予想される。

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は31日、ウクライナへの22億ドル(約3500億円)相当の融資供与について、同国と事務レベルで合意したと発表した。

 実施には理事会の承認が必要。また、ロシアの侵攻が続く中、ウクライナの景気は今年後半に減速すると警告した。

 合意された融資は、昨年3月に承認された156億ドル(約2兆5000億円)規模の融資枠の一部。IMFはウクライナ経済が1~3月期に強固な成長を遂げたものの、「戦争継続により下振れリスクは高まっている」と警戒。ロシアによるエネルギー関連施設に対する大規模攻撃などで「経済活動は今年後半に減速する」と予想した。