香港のインフルエンサー「Ⅴ.IがDJだったバーニング・サンで私は気を失った」

AI要約

香港の有名なインフルエンサー、鄭金鈴(Ling Cheng)さんが、過去に韓国のクラブ「バーニング・サン」を訪れた際、酒を飲んだ後に意識を失ったと主張した。

鄭さんは当時の状況を回想しつつ、「私の経験を通じてみんなには警戒心を持ってほしい」と訴えた。

鄭さんは22日(現地時間)、SNSのスレッズへの投稿でBBCドキュメンタリー『バーニング・サン:Kポップスターたちの秘密のチャットルームを暴露した女性たちの物語』を見て、自分の経験がしきりに思い出されて背筋がぞっとしたと切り出した。

鄭さんは同行者と共にシャンパンを飲んだ後、記憶が途切れ、財布もなくなっていたと主張。その経験から、韓国のクラブ訪問は危険だと周囲に警告している。

香港のインフルエンサー「Ⅴ.IがDJだったバーニング・サンで私は気を失った」

 香港の有名なインフルエンサー、鄭金鈴(Ling Cheng)さんが、過去に韓国のクラブ「バーニング・サン」を訪れた際、酒を飲んだ後に意識を失ったと主張した。鄭さんは当時の状況を回想しつつ、「私の経験を通じてみんなには警戒心を持ってほしい」と訴えた。

 鄭さんは22日(現地時間)、SNSのスレッズへの投稿で「BBCドキュメンタリー『バーニング・サン:Kポップスターたちの秘密のチャットルームを暴露した女性たちの物語』を見て、自分の経験がしきりに思い出されて背筋がぞっとした」と切り出した。鄭さんはユーチューブで27万7000人あまりのフォロワーを持つインフルエンサーだ。5月19日に英国BBCがユーチューブチャンネル「BBCニュースコリア」に同ドキュメンタリーを公開して以降、「クラブ・バーニング・サン事件」が再び脚光を浴びる中で、麻薬によるものと疑われる被害の経験談がまたも登場したのだ。同ドキュメンタリーは30日午前の時点で878万回再生回数を記録している。

 鄭さんは投稿で、「知人の元交際相手の男性が歌手のV.I(スンリ、元BIGBANGのメンバー)の香港での事業パートナーなので、2018年に韓国に行った際、知人と知人の元交際相手と一緒にバーニング・サンに行った」とし、「あの日の夜はV.IがDJをやっていて、クラブ内は人々でいっぱいだった」と述べた。そして「(クラブの中は)黒いサングラスをかけておしゃぶりをくわえている人が多かった」と主張した。鄭さんは、黒いサングラスとおしゃぶりは麻薬投薬後に眼球がせわしなく動いたり舌をかんだりなどの行為を隠すためのものであることを後になって知ったと説明した。

 鄭さんは、クラブで同行者と共にシャンパンを1杯ずつ飲んだが、そのうち記憶が途切れたとも主張した。鄭さんは、普段より酒量が多かったわけでもないのに酔いが早く回ったと述べつつ、「お酒に薬を入れられたのではと疑ったことを覚えている」と語った。鄭さんは、気がつくと財布もなくなっていたと主張した。鄭さんは「同行者と一緒にすぐにクラブを出て、警察に財布の紛失届を出した」とし、「あの日の経験から、韓国旅行に行く香港の友人たちには、江南(カンナム)のクラブは危険だから女性だけでは絶対に行かないように助言してる」と語った。

 鄭さんは投稿で、クラブ訪問時に中で撮ったとみられる写真を公開した。写真には、鄭さんが着用したとみられるブレスレット型のクラブ入場証、火花が散っているシャンパンのボトルを手にしている人、鄭さんがV.Iだと主張する男性がDJブースで音楽を流している様子などが写っている。

 BBCのドキュメンタリーに登場した被害女性も、「お酒を1、2杯飲んだ時、(一緒にいた)後輩と私はトイレに行って、(後輩に)『私、今日おかしい。すごく早く酔っちゃった。もうお酒飲んだらいけないみたい』と言った。それから席に戻ったが、突然ある瞬間、気がつくとベッドの上(でひとりの男が自分を押さえつけていた)」と当時の被害状況を説明している。BBCは、「この女性は、気がついた後になってようやく、クラブで自分に酒を渡した男と一緒にいるということを知った」、「被害女性は警察署に性的暴行の被害届を出したが、男は女性と撮った写真を証拠に、合意の上での関係だと主張した。この男の出国は許可された」と説明している。しかし被害女性は「(性的暴行被害にあった後)家に帰らせてほしいとひざまずいて泣きながら頼んだ。(すると男に)写真を撮ったら帰らせてくれると言われた。笑えと言われたけど笑えなかった。顔を隠せないようにされていたから、『ブイサイン』して急いで出てきた」と主張している。

チョ・ユニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )