贅沢なライフスタイルの誇示はダメ! 中国、裕福なインフルエンサーたちがSNSから追放される(海外)

AI要約

中国は贅沢なライフスタイルを誇示し、物質主義を助長しているとして、ソーシャルメディアのインフルエンサーを取り締まっている。

中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は4月、裕福さの誇示をやめさせるための取り締まりを開始した。

中国版TikTok「Douyin」から追放されるなど、インフルエンサーに対する取り締まりが厳しくなっている。

中国は物質主義を助長する行動や虚偽情報を投稿するインフルエンサーに対して厳しい姿勢を示している。

贅沢なライフスタイルの誇示はダメ! 中国、裕福なインフルエンサーたちがSNSから追放される(海外)

中国は贅沢なライフスタイルを誇示し、物質主義を助長しているとして、ソーシャルメディアのインフルエンサーを取り締まっている。

中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は4月、裕福さの誇示をやめさせるための取り締まりを開始した。

「中国のキム・カーダシアン」と呼ばれるインフルエンサーも、中国版TikTok「Douyin(抖音/ドウイン)」から追放されたとフィナンシャル・タイムズは報じている。

中国では、物質主義を助長する贅沢なライフスタイルを誇示すると、ソーシャルメディアから追放されるかもしれない。

4月以降、中国は利益を得る手段として派手な暮らしぶりを見せつけるインフルエンサーの取り締まりに躍起になっている。

中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は4月、SNSのユーザーが「富の上に成り立つ、贅沢なライフスタイルを意図的に紹介する」ことを思いとどまらせるキャンペーンを開始したと、フィナンシャル・タイムズが報じた。

取り締まりを受けたインフルエンサーの1人が「中国のキム・カーダシアン」と呼ばれ、中国版TikTok「Douyin(抖音/ドウイン)」で430万人のフォロワーを擁する王紅権星さんだという。

同紙によると、他にも200万人以上のフォロワーを誇り、自身の贅沢な家を紹介していた「Sister Abalone」や、高級品について投稿していた「Mr Bo」といったインフルエンサーもアカウントが制限された。

Weibo(微博、ウェイボー)やDouyin(抖音/ドウイン)、小紅書といったプラットフォームは5月15日、裕福さを誇示するような行動を抑制する措置を相次いで発表した。

Weiboの場合、インフルエンサーのアカウントを停止する可能性のある行動としては、商品を宣伝するために高級住宅や高級車を見せびらかすこと、多額の現金を見せびらかすこと、「トラフィックを稼いだり、注目を集める」ために贅沢品を使用する未成年者を投稿することなどが運営ルールに記載されている。

中国は2021年にも、「非倫理的」なコンテンツを投稿するインフルエンサーを抑えるために、同様の措置を取っていた。

CACは当時、有名人はもはやソーシャルメディアで「富を誇示」したり「贅沢な楽しみを見せびらかす」ことはできないと発表した。

中国は、ネット上に捏造記事を投稿するインフルエンサーも取り締まっている。

インフルエンサーの「Thurman Maoyibei」は4月、宿題が行方不明になった少年の作り話をシェアした後、Douyin、Weibo、BiliBiliのアカウントを停止されたとBBC Newsが報じた。

話題になった動画の中で、Thurman Maoyibeiはパリのコーヒーショップの店員から中国人学生の宿題の本を2冊渡され、それを返すと言われたと主張していた。

この動画がきっかけでハッシュタグが流行し、"学生探し"が始まった。

この件は誤った情報に対して人々が行動を起こした「典型的な例」だと中国公安部は述べたと、BBCは報じた。

BBCによると、このインフルエンサーは「インターネットを汚した」ことを謝罪し、警察はこの女性と女性の会社が警告または拘留の処分を受ける可能性があると話した。

Business InsiderはWeibo、Douyin、小紅書にコメントを求めたが、回答は得られなかった。