【星野源さん】騒動を完全否定...SNS投稿の法的責任は?弁護士解説「ポイントは同定可能性」拡散した人たちは?「単純リポストとコメント付きリポスト...危険性が高いのは単純リポストの方」

AI要約

有名インフルエンサーによる投稿をきっかけに起きた星野源さんと新垣結衣さんの誹謗中傷騒動について、法律事務所の弁護士が同定可能性や拡散方法による法的責任について解説。

投稿の内容や影響、事務所コメントやSNSでの否定、ラジオでの明かしに至る経緯を述べ、星野源さんが完全なデマであることを強調。

星野源さんの憎悪を向けられた感覚や恐怖について語り、事件を通じて経験した心境を明かす。

【星野源さん】騒動を完全否定...SNS投稿の法的責任は?弁護士解説「ポイントは同定可能性」拡散した人たちは?「単純リポストとコメント付きリポスト...危険性が高いのは単純リポストの方」

 有名インフルエンサーによる『男性歌手が不倫』という投稿が騒動になり、誹謗中傷を受けた星野源さん新垣結衣さんがラジオの生放送で騒動を否定する事態となりました。

 この問題についてレイ法律事務所の河西邦剛弁護士に解説していただきました。名前を出さずに行った投稿の法的責任について、河西弁護士は『同定可能性』がポイントになると話します。また元の投稿をした人だけではなく、これを拡散した人も法的責任を問われる可能性があるということですが、その拡散の仕方によっても責任は変わってくるといいます。

◎河西邦剛:弁護士 芸能・エンターテインメント分野の法律問題に詳しい ネット上の誹謗中傷や名誉棄損トラブルなど多数の裁判を経験

 ことの発端は5月22日の夜に投稿された有名インフルエンサーによるXの投稿です。その内容は▼超有名女優とドラマ共演し、電撃結婚した男性歌手が不倫▼男性歌手の所属事務所が10億円を払って記事をもみ消した、というもの。この投稿は閲覧数が1.5億以上となり注目されました。

 この騒動に対して星野源さんの所属事務所「アミューズ」は、5月23日未明に次のようなコメントを発表しました。

 ▼「星野源では」という指摘や問い合わせが多い▼不倫やもみ消しのような事実は一切ない▼所属アーティストであることがわかるような虚偽の投稿は名誉毀損など違法行為にあたる▼アーティストに対する誹謗中傷などは証拠保全▼法的措置を含む対応を検討する

 その後、星野源さん新垣結衣さん2人ともが自身のSNSで否定。そして5月29日未明に放送されたラジオで、星野さんは騒動を否定し胸中を明かしました。

 (星野源さん)「インスタグラムを何気なく見たら、自分の最後のポストのところにコメントが急にウワッと増えた瞬間があったんですよね。見たら、そこにものすごい数の誹謗中傷があって」「100%ひとつもやっていませんから。完全なデマですね」「100%やっていないことで、事実がひとつもないことで、日本中から憎悪を向けられた感覚になったんですよね。その経験は今まで一度もなくて、本当に恐ろしかったです」