ラファ空爆後の火災、標的近くの弾薬に引火した可能性=イスラエル

AI要約

イスラエル軍がガザ最南部ラファ北西部に空爆を行い、40人以上の民間人が死亡した。攻撃の標的はハマスの上級工作員2人であったが、近くに保管されていた弾薬が引火し、予期せぬ火災が発生した可能性がある。

使用された弾薬は17キロと少なかったため、大きな火災を引き起こすには不十分だった。空爆前には民間人の犠牲を避けるための措置が取られたが、火災により近隣住民が犠牲となった。

イスラエル軍は火災の原因を調査中であり、映像では二次爆発があったことが示されている。状況により火災が発生したため、悲劇的な結果となったことを認めている。

ラファ空爆後の火災、標的近くの弾薬に引火した可能性=イスラエル

[エルサレム 28日 ロイター] - イスラエル軍が26日に実施したパレスチナ自治区ガザ最南部ラファ北西部への空爆に伴う火災により40人以上の民間人が死亡した問題で、イスラエル軍のハガリ報道官は28日、攻撃の標的となった施設の近くに保管されていた弾薬に引火した可能性があると述べた。

攻撃で使用された弾薬は17キロで、これほど大きな火災を引き起こすには少なすぎると指摘。「われわれは認識していなかったが、標的に隣接した施設に武器が保管されており、攻撃の結果それに引火した可能性を含め、あらゆる可能性を調査している」とし、映像では攻撃後に二次爆発があったことが示されたとした。

また、26日の空爆では民間人がいない施設にいたイスラム組織ハマスの上級工作員2人を標的にしていたが、「予期せぬ状況により火災が発生し、近隣のガザ地区の住民が悲劇的に死亡した」と言及。空爆前には民間人の犠牲を避けるためにいくつかの措置が取られたとした。