EU外相会合、対イスラエル制裁を協議

AI要約

欧州連合の外相会合で、イスラエルがICJ命令に従わない際の制裁措置が協議された。アイルランド外相は、国際法機関への支持が必要と強調した。

ICJがイスラエルにラファでの軍事作戦停止を命じたことに対し、イスラエルは命令に従うよう要求されている。

欧州連合内で、イスラエルが命令に従わない場合の対応について意見が分かれており、制裁を主張する意見もある。

EU外相会合、対イスラエル制裁を協議

(CNN) 27日にブリュッセルで開催された欧州連合(EU)の外相会合で、イスラエルが国際司法裁判所(ICJ)の命令に従わない場合の制裁措置が協議された。アイルランドのマーティン外相が会合後の記者会見で語った。

マーティン氏は「ICJや国際刑事裁判所(ICC)のような国際人道、法機関を支持する必要があるという、非常にはっきりとした合意があった」と述べた。

ICJは24日、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファでの軍事作戦をただちに停止するよう命じた。

マーティン氏は、イスラエルがこの命令に従い、ラファの検問所を再開して作戦を停止するべきだと強調。結論のひとつは、イスラエルとの間で会合を開いて重大な懸念を伝え、ICJ命令についての回答を求めることだと述べた。

同氏は一方で、イスラエルが命令に従わない場合の対応をめぐっては、EUの内部で制裁を主張する意見と、欧州評議会での合意が必要とする意見が分かれていることを認めた。