仏大統領、極右台頭に警告 独で演説「欧州に悪い風」

AI要約

フランスのマクロン大統領は、欧州議会選挙で極右勢力の台頭が懸念される中、欧州市民に目を覚まして欧州に悪い風が吹いていると警告した。

フランスでは極右政党に与党連合が苦戦を強いられており、マクロン氏は極右の権威主義的な傾向に危機感を示している。

民主主義国家全体で極右の憧れが広がっていると指摘し、極右の躍進に対する危機感を強調している。

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は27日、ドイツ東部ドレスデンで演説し、6月の欧州議会選で極右勢力が台頭する可能性が高まっていることを念頭に「欧州に悪い風が吹いている」と警告、欧州市民に「目を覚ましてください」と訴えた。

 フランスでは欧州議会選で、与党連合がマリーヌ・ルペン氏率いる極右政党、国民連合(RN)に大苦戦を強いられている。

 マクロン氏は演説で「われわれ民主主義国家の至る所で、特に極右の間で権威主義的な政権への憧れが広がっている」と指摘、欧州議会選での極右躍進に危機感を示した。