パレスチナ人数十人死亡、イスラエル軍のガザ攻撃で

AI要約

パレスチナの保健当局とハマスの報告によると、イスラエル軍によるガザでの攻撃で60人以上が死亡。ハマスとの接近戦も激化。

イスラエル軍はラファ周辺での作戦を強化し、ハマスとの戦闘で約180人を殺害。ハマスは市民を盾にしていると主張。

市民の安全を保護すべく避難を促しているが、多くの市民はまだ市内に取り残されている。病院では電力供給が途絶えている状況。

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 23日 ロイター] - パレスチナの保健当局とイスラム組織ハマスのメディアによると、イスラエル軍による23日のガザでの空爆と地上攻撃で、少なくとも60人のパレスチナ人が死亡した。イスラエル軍はまた、南部ラファ周辺でハマスと接近戦を繰り広げた。

イスラエル軍のハガリ報道官は「ハマスがラファで人質を取っているため、われわれはラファで作戦を実行している」とし、的を絞った正確な方法で行っていると主張。これまでにラファで約180人の武装勢力を殺害したと述べた。

ラファにいるガザ市民がハマスの盾とならないよう、人道的地域への一時的な避難を促していると説明した。

しかし、ノルウェー難民評議会のガザ緊急対応当局によると、多くの市民がまだ市内に取り残されているという。

医療関係者によると、ガザ地区中部の病院では集中治療室と新生児室を除き、電力供給が停止している。