中国外務省 駐日中国大使「火の中」発言は正当 一方で日中韓首脳会談には期待感

AI要約

日本政府が中国大使の発言に抗議する中、中国外務省はその発言を擁護し、台湾問題に対する姿勢を強調している。

中国外務省は台湾周辺での軍事演習を行う決定についても、台湾独立勢力に対する懲罰として正当性を主張している。

同時に、日中韓3カ国の首脳会談に対しては、新たな協力関係の構築に期待を示している。

日本政府が抗議をしている呉江浩・駐日中国大使の「中国分裂を企てれば日本の民衆が火の中に連れ込まれる」という発言について、中国外務省は「完全に正当だ」と擁護しました。

呉江浩大使は20日、台湾との関係をめぐり、「日本という国が中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば日本の民衆が火の中に連れ込まれる」と発言し、日本政府は「きわめて不適切だ」と抗議しています。

この発言に対し23日、中国外務省は「台湾問題は中国の核心利益の中の核心で呉大使の発言は完全に正当で必要だ」と擁護する姿勢を示しました。

また、23日から始めた台湾周辺での軍事演習についても、台湾独立勢力に懲罰を与えるために「完全に正当かつ必要なものだ」と強調しています。

その一方で、中国外務省は26日から27日まで、韓国で開かれる日中韓3カ国の首脳会談に李強首相が出席することを発表しました。

「首脳会談では3カ国の協力に向け新たなエネルギーを注ぎ、互恵でウィンウィンの関係の実現を期待する」としています。