武漢のコロナ惨状を伝えた市民ジャーナリスト、刑期終え出所 “虚偽情報”発信の罪で中国当局に拘束、服役

AI要約

新型コロナウイルス感染が拡大した中国・武漢で、虚偽の情報を発信した市民ジャーナリストが服役から出所した。

張展さんは元弁護士であり、武漢の状況や当局批判を動画で公開していたが、逮捕されて懲役4年の実刑を受けた。

出所後は兄の家に身を寄せており、自由を制限され、当局の監視下にあるとされている。

武漢のコロナ惨状を伝えた市民ジャーナリスト、刑期終え出所 “虚偽情報”発信の罪で中国当局に拘束、服役

 新型コロナウイルス感染が拡大した中国・武漢で、虚偽の情報を発信したとして実刑判決を受け、服役していた市民ジャーナリストが出所しました。

 張展さん(37)は上海出身の元弁護士で、2020年、新型コロナウイルス感染が拡大した湖北省・武漢で、武漢の惨状や当局への批判を動画で投稿していました。

 その後、当局に拘束され、虚偽情報を発信した罪で懲役4年の実刑判決を言い渡され、服役していましたが、5月13日に刑期を終えました。

 SNSに投稿された本人とみられる映像では、「みなさんのサポートと関心に感謝します」と語られています。張さんは現在、上海の兄の家に身を寄せているということですが、支援者らによりますと「自由を制限」されていて、当局による監視下にあるとみられています。(ANNニュース)