イギリス下院近く解散、7月4日に総選挙…スナク首相「今こそ未来を選択する時だ」

AI要約

英国のリシ・スナク首相が議会解散を表明し、7月4日に総選挙を行うことを発表した。

労働党が与党・保守党を大きくリードする世論調査結果が出ており、政権交代の可能性が高まっている。

2019年12月以来となる総選挙に向け、英国政治が大きな転換点を迎えつつある。

 【ロンドン=蒔田一彦】英国のリシ・スナク首相(44)は22日、議会下院(定数650)を近く解散し、7月4日に総選挙を行うと表明した。総選挙は2019年12月以来となる。下院の任期満了は今年12月に迫っていた。

 スナク氏は首相官邸前で声明を読み上げ、経済政策や不法移民対策など政権が取り組んできた実績を強調したうえで、「今こそ未来を選択する時だ」と述べた。

 世論調査で与党・保守党の支持率は最大野党・労働党に大きく水をあけられている。2010年にゴードン・ブラウン首相が退陣して以来14年ぶりに労働党が政権を握る可能性がある。