クーデター未遂に米国人が関与 コンゴ軍発表

AI要約

コンゴ民主共和国で発生したクーデター未遂事件に米国市民が関与していたことが判明。少なくとも3人が死亡し、事件は野党指導者によって主導された。

報道官が事件の詳細を明らかにし、米国市民であると主張された野党指導者が死亡したと報告。他にも複数の米国人が関与していた可能性が浮上している。

現地当局や米国政府が事件への対応を協議中であり、大使も事件に衝撃を受けていることを表明している。

クーデター未遂に米国人が関与 コンゴ軍発表

(CNN) アフリカ中部コンゴ民主共和国で19日に発生し、少なくとも3人の死者を出したクーデター未遂事件に米国市民が関与していたことがわかった。コンゴ軍の報道官が20日、CNNに明らかにした。

軍の報道官によると、クーデター未遂事件はカメリヘ副首相・経済相の邸宅と大統領公邸を標的としたもので、野党指導者のクリスチャン・マランガ氏が主導していた。マランガ氏は大統領の警備隊とクーデター参加者との銃撃戦で死亡したという。報道官は、マランガ氏が米国市民だったと主張したが、米国務省は同氏についての記録はないと述べた。

報道官は、クーデターに関与した他の3人の米国人の名前を挙げ、そのうちの二人は同一人物で二つの異なるIDを持っていると説明。追ってパスポートを確認するという。

米国務省の報道官は、米国はクーデター未遂後に拘束されている米国籍「とされる」他の2人を知っていると述べた。同報道官は個人情報保護法により、米国がコンゴ政府に2人と領事との面会を許可するよう働きかけたかどうかを確認することはできないと述べた。

CNNは確認していないが、SNSで広く共有されている動画には血だらけの顔をした人物がコンゴの軍人に取り囲まれている様子が映っている。

米国のルーシー・タムリン駐コンゴ大使はX(旧ツイッター)に、クーデター未遂の報道に「衝撃を受けている」と投稿。米国は「コンゴ当局がこれらの犯罪行為を調査し、犯罪行為に関与した米国市民に責任を負わせる際には最大限協力する」と付け加えた。