イラン大統領と外相、ヘリ墜落事故で死亡と確認

AI要約

イランのイブラヒム・ライシ大統領とホセイン・アミール・アブドラヒアン外相が、ヘリコプターの墜落事故で死亡したことが20日に確認された。

事故はイランとアゼルバイジャンの国境に近い山岳地帯で起き、事故原因は不明。

ライシ大統領は保守強硬派として知られ、後継者の有力候補と目されていた。

イラン大統領と外相、ヘリ墜落事故で死亡と確認

イランのイブラヒム・ライシ大統領とホセイン・アミール・アブドラヒアン外相が、同国東アゼルバイジャン州の山岳地帯で起きたヘリコプターの墜落事故で死亡したことが20日、確認された。イラン国営メディアが報じた。

国営通信IRNAによると、事故はアゼルバイジャンとの国境に近い北西部の山間部で19日夕方に発生。搭乗していた全員の死亡が確認された。事故原因は不明。

ライシ一行は国境付近に建設されたダムの落成式に出席したのち、ヘリで東アゼルバイジャン州の州都タブリーズに向かっていた。事故現場は地形が険しく、濃霧や路面凍結の影響もあり、捜索活動が難航していた。

保守強硬派として知られるライシは、最高指導者アリ・ハメネイ師の政治的盟友で、後継者の有力候補と目されていた。

ロイター通信によると、大統領の死亡を受け、今後はモハンマド・モフベル第1副大統領が職務を代行する。新大統領の選出は、国会議長と司法府長官を含む評議会が50日以内に選挙を準備する。