「核兵器のない世界」へ緊密な連携確認 日豪首脳会談

AI要約

岸田首相とアルバニージー首相が35分間の会談を行い、日豪間の協力強化やCPTPP、経済安全保障分野での連携を確認。

岸田首相は「核兵器のない世界」の実現に向けて緊密に連携する意向を示し、アルバニージー氏も支持を表明。

また、岸田首相は中国との合意により福島第1原発処理水放出後、日本産水産物の輸入再開を説明し、アルバニージー氏から前向きな評価を得た。

「核兵器のない世界」へ緊密な連携確認 日豪首脳会談

 岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、訪問先の米東部デラウェア州ウィルミントンで、オーストラリアのアルバニージー首相と約35分間会談した。包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)や経済安全保障分野での協力強化を確認。「核兵器のない世界」の実現に向けて緊密に連携していくことも確認した。

 岸田首相は「日豪間の特別な戦略的パートナーシップをこれからも維持・強化していきたい」と述べた。アルバニージー氏は、日豪協力をけん引してきた岸田首相のリーダーシップに敬意を表した。

 また岸田首相は東京電力福島第1原発の処理水放出に関し、中国が日本産水産物の輸入を再開させることで日中両政府が合意したことを説明。アルバニージー氏は前向きな評価を示した。【ウィルミントン影山哲也】