全身吹き飛ばされた若者も ヒズボラ戦闘員の通信機器爆発、多くの重傷者に医師疲弊

AI要約

9月18、19日にレバノン全土で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員が所有する通信機器が爆発した際、続々と搬送されてきた負傷者の治療に当たった医師が語った悲惨な状況についての証言。

9月18日、ポケベルの爆発で負傷した数百人がベイルートの病院へ搬送される中、治療に当たった医師の心情。

内科医のダニア・エル・ハラック医師が、ポケベル爆発負傷者の治療にあたりつつ感じた複雑な気持ち。

全身吹き飛ばされた若者も ヒズボラ戦闘員の通信機器爆発、多くの重傷者に医師疲弊

9月18、19日にレバノン全土で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員が所有する通信機器が爆発した際、続々と搬送されてきた負傷者の治療に当たった医師は、その際の悲惨な状況を語った。院内の全てのポケベルはシャットダウンしたといい、「全身を吹き飛ばされた若者に、名前や病歴を聞かなければならないのはつらかった」という。

9月18日、ポケベルの爆発で負傷した数百人がベイルートの病院へ続々と搬送されてきた時、治療に当たった医師は――。

内科医のダニア・エル・ハラック医師

「何が起きているのか、何をすればいいのか分からなかった。

その瞬間、ポケベルが爆発したというメッセージが送られてきた。またしても私たちは怖くなった。

その瞬間、院内の全てのポケベルがシャットダウンした。

見た中で最もつらかったのは、全身を吹き飛ばされ、内臓が出ている若者に名前を聞き、アレルギーについて尋ね、病歴を聞かなければならなかったこと。

内臓が出ている患者が私に話しかけているのを見るのはとてもつらかった。

感覚がまひしているような気がする。

夜にも、やるべきことがたくさんあり、今夜のシフトのためにどうやってエネルギーを蓄えておくか考えている」

(ナレーションなし)