レバノン爆発の死者12人に ヒズボラは改めて報復明言

AI要約

レバノンの首都近郊などで発生した通信機器の連続爆発で、死者12人に増えたことが明らかになった。負傷者は約2800人で、うち約1割が重傷を負っている。治療のため一部の人々はシリアやイランに搬送されている。

今回の爆発は、イスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーが使用する携帯通信機器にイスラエルが爆発物を仕込んでいた可能性が報道されている。イスラエルは公式には反応を示していないが、ヒズボラは報復を示唆している。

 【イスタンブール時事】レバノンの首都近郊など各地で17日に起きた通信機器の連続爆発で、アビアド保健相は18日、死者が子供2人を含む12人に増えたことを明らかにした。

 けが人は約2800人に上り、うち約1割が重傷。負傷部位は目や耳、手などが多く、一部の人々はシリアやイランへ搬送され治療を受けているという。

 今回の爆発は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーが日常的に使うポケットベル型の携帯通信機器の中に、イスラエルが爆発物を仕込んで実行した可能性が取り沙汰されている。イスラエルは公式な反応を示していないが、AFP通信によると、ヒズボラは18日も「敵は報いを待たねばならない」と改めて報復を明言した。