岸田首相、北陸観光PR 復興加速へ誘客促進 NY

AI要約

岸田文雄首相が訪米し、能登半島地震で被害を受けた石川県などの観光PRを行う。

米国内の旅行業者に食や観光地の魅力を発信し、誘客を促進して震災復興を支援する。

イベントでは石川県の伝統工芸品や日本酒を紹介し、日本産水産物の販路拡大も図る。

 【ニューヨーク時事】21~23日の日程で訪米する岸田文雄首相がニューヨークで、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県などの観光PRを行うことが18日、分かった。

 米国内の旅行業者に食や観光地としての魅力などを発信することで誘客を促進し、震災復興を加速させたい考えだ。

 岸田首相は日本政府が23日に開くイベントに参加。北陸地方のほか、世界最大級の金生産地だった「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)が世界文化遺産に登録されたことにも触れ、訪問を呼び掛ける。

 会場では、石川県輪島市の伝統工芸品「輪島塗」を紹介するほか、同県産の日本酒なども提供する。東京電力福島第1原発の処理水放出を受け、中国向け市場が消失したホタテをはじめとする日本産水産物を振る舞い、米国内の販路開拓を後押しする。

 日本政府によると、今年1~7月のホタテの輸出額は前年同期比34%減の291億円と苦戦している。