灘区で「コーラスフェスティバル」 阪神・淡路大震災から30年

AI要約

「灘区コーラスフェスティバル」が9月29日に灘区民ホールで開催される。復興を祈念し、神戸市歌「しあわせ運べるように」を歌う団体が出演する。

灘区コーラスフェスティバルは合唱の力を通じて地域を元気づける目的で1998年にスタートし、今年で27回目。出演団体は地域団体を中心に構成される。

主催者や関係者からは、震災後から地域に元気を届け続ける様子やコーラス文化の大切さ、心地よいハーモニーの楽しさが語られている。

 「灘区コーラスフェスティバル」が9月29日、灘区民ホール(神戸市灘区岸地通1)で開催される。主催は「灘区コーラスフェスティバル実行委員会」。(神戸経済新聞)

 阪神・淡路大震災から1年後の1996(平成7)年、「心の復興」をテーマに、合唱の力を通じて地域を元気づけようと設立した同委員会。「灘区コーラスフェスティバル」は1998(平成10)年に第1回を開催した。コロナ禍を経て27回目となる今回は、復興を祈念して神戸で生まれた市歌「しあわせ運べるように」を歌う。

 出演は、「鷹匠中学校合唱部」「親和中学校コーラス部」「親和女子高等学校コーラス部」「神戸高等学校合唱部」「神戸大学混声合唱団アポロン」「混声合唱団はもーるKOBE」「神戸中央合唱団」の灘区を中心とした地域団体。出演団体で構成する実行委員会が事前準備から当日の運営まで行う。

 実行委員長の北畑雅敏さんは「震災後から灘区の皆さんへ元気を届け続け、灘区から多くの合唱や音楽を愛する人たちが生まれている」と話す。灘区総務部地域協働課の妹尾剛さんは「コーラス文化は地域の大切な資産。芸術の秋にふさわしい心地よいハーモニーのコーラスを楽しんでいただきたい」と来場を呼びかける。

 開催時間は13時~15時30分。入場無料。事前予約制。申し込みは「おでかけKOBE」サイトで9月20日まで受け付ける。