ロシア銀行などに制裁 北朝鮮と決済網構築 米

AI要約

米財務省が北朝鮮との間で違法な決済網を構築したと指定した5団体・1個人に制裁を科すことを発表。

制裁対象には南オセチアを拠点とする金融機関などが含まれ、北朝鮮国営銀行との関連性が指摘された。

凍結される資産や送金に関与した金融機関などの具体的情報も明らかにされた。

 【ワシントン時事】米財務省は19日、北朝鮮との間で違法な決済網を構築したとして、ロシアや旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)の親ロシア派支配地域「南オセチア」を拠点とする金融機関など5団体・1個人を制裁対象に指定したと発表した。

 米国内の資産が凍結される。

 制裁対象となったのは、南オセチアを拠点とする「MRB銀行」のほか、ロシアのTSMR銀行など。北朝鮮国営銀行が使用する海外送金のための中継口座をMRBに開設し、数百万ドル(数億円)の送金に関与。一部はロシアから北朝鮮への燃料輸出の支払いに充てられていた。