8歳女児が母親の車を20キロ以上運転か 量販店で発見 アメリカ

AI要約

オハイオ州で8歳の少女が自宅から車を盗んで大型量販店に行き、警察に保護された事件が発生。

少女は車を運転中に郵便箱に衝突し、危険な運転をしていたが、幸いけがをすることはなかった。

少女は逮捕されることはなく、警察は冗談交じりに事件の経緯を説明。適切な対応を取ったとしている。

8歳女児が母親の車を20キロ以上運転か 量販店で発見 アメリカ

 米中西部オハイオ州ベドフォードで15日朝、住民から「自宅にいた8歳の娘と車の行方が分からなくなった」と警察に通報があった。米メディアによると、数時間後、少女は自宅から20キロ以上離れた大型量販店にいるところを警察に保護された。警察の調べに「母親の車を運転してきた。郵便箱に一度衝突した」と証言。少女にけがはなかった。

 警察の発表や地元メディアの報道によると、少女は15日午前7時ごろ、自宅で家族に目撃されたのを最後に行方不明になった。約2時間後に家族が警察に通報。隣家の監視カメラに少女がスポーツタイプ多目的車(SUV)を運転して外出する様子が映っていた。

 さらに付近で「危ない運転をしている車がいる。運転手は子供のようだ」との目撃情報も警察に寄せられた。大型量販店の駐車場で車が見つかり、店内で一人でいた少女が保護された。目撃者の車の車載カメラには、蛇行して中央線を何度も越えるSUVが映っていた。

 警察はフェイスブックへの投稿で「少女が何を買ったのか、量販店で5%割引のアプリを使えたのかも分からない。でも、(店内のコーヒーチェーンで買ったとみられる)フラペチーノを飲み終えるのは許してあげた。我々は意地悪ではない」と冗談交じりに経緯を説明した。刑事責任年齢に達していないため、刑事処分は受けない。【ワシントン秋山信一】