通信機器また爆発14人死亡 日本製トランシーバーか

AI要約

レバノン各地で新たに通信機器爆発、14人死亡、450人以上負傷

爆発した機器はヒズボラが使用するトランシーバーで、日本製と判明

連続爆発後にイスラエル首相が声明、イスラエル北部の避難者帰還強調

 【エルサレム共同】レバノンの首都ベイルート郊外など各地で18日、新たに通信機器が相次ぎ爆発し、14人が死亡、450人以上が負傷した。ロイター通信によると、機器は親イラン民兵組織ヒズボラが使うトランシーバーで、日本製だとみられる。通信機器の一斉爆発は17日のポケットベル(ポケベル)型に続いて2日連続となった。

 ロイターによると、爆発したトランシーバーの残骸の写真を解析したところ内部に日本のメーカーの名前と「メード・イン・ジャパン(日本製)」の表記があった。

 ロイターは、トランシーバーはポケベルと同時期の5カ月前にヒズボラが購入していたと伝えた。爆発したトランシーバーに似た製品は既に製造中止になっているという。

 17日の一斉爆発で死亡した人の葬儀会場付近でも18日に爆発があった。

 イスラエルのネタニヤフ首相は18日、連続爆発後に初めて声明を出し、イスラエル・レバノン国境で続く交戦によるイスラエル北部の避難者を「帰還させる」と強調した。爆発にイスラエルが関与したかどうかは言及しなかった。