「米国が政権承認申し出」とフーシ派幹部、国務省当局者らは否定

AI要約

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、米国がフーシ派政権の承認を申し出たと主張するが、米政府はこれを否定している。

フーシ派がミサイルを発射し、初めてイスラエル中部に到達した前日の出来事についても報道されている。

イエメンは内戦状態であり、フーシ派がサヌアを掌握している状況であり、米国はフーシ派をテロ組織に再指定した。

[カイロ 16日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派の幹部は16日、同組織による攻撃を止めようとする米国がイエメンの首都サヌアにおけるフーシ派政権の承認を申し出てきたと明らかにした。一方、米国はこの情報を否定している。

前日にはフーシ派が発射したミサイルがイスラエル中部に初めて到達した。

フーシ派政治局メンバーのモハメッド・ブカイティ氏はアルジャジーラ・ムバシャーTVに対し「われわれの作戦実行後にはいつもやり取りがある」と述べた。

一方、米政府当局者は匿名を条件に、フーシ派の主張を「全くのでっち上げ」と指摘。これとは別に米国務省当局者は「フーシのプロパガンダが真実であったり、ニュース価値があることはほとんどない。このような報道は彼らの誤った情報に信頼性があるように見せかけるものだ」と述べた。

イエメンは長年内戦に陥っており、2014年にはフーシ派がサヌアを掌握。国際的に承認された政府は臨時首都に追いやられている。米国は今年1月、フーシ派をテロ組織に再指定した。