ブラジル小売売上高、7月は前月比0.6%増 プラスに転じる

AI要約

ブラジルの小売売上高が前月比0.6%増加し、前年比では4.4%増加した。

特にオフィス機器とスーパーの売上が増加し、好調なダイナミズムを示している。

しかし、金融環境のタイト化により下半期には業績の伸びが減速する見通し。

ブラジル小売売上高、7月は前月比0.6%増 プラスに転じる

[サンパウロ 12日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が12日発表した7月の小売売上高は前月比0.6%増加した。6月の0.9%減から増加に転じ、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.5%増をやや上回った。

前年比では4.4%増、予想は4.2%増だった。

調査対象8部門のうち5部門で前月比売上高が増加。オフィス機器の2.2%増とスーパー(食品・飲料、たばこ含む)の1.7%増が目立った。

インターのシニアエコノミスト、アンドレ・バレリオ氏は「数字は引き続き小売り部門の好調なダイナミズムを示しており、今年の経済活動では大きな驚き」と述べた。

同氏は好調さの要因として、堅調な労働市場、インフレ抑制、上半期の政府支出拡大を挙げた。ただ下半期には金融環境がよりタイトになり、小売り部門の業績の伸びが減速するとの見通しを示した。