途上国で1.5億人の死亡防止 がんなど「非感染症疾患」対策を 世銀

AI要約

世界銀行が公表した報告書では、非感染症疾患が世界の死因の7割を占めるとの懸念が示された。

2050年までに最大1億5000万人の死亡を防ぐためには、速やかに対策を講じる必要があると指摘されている。

世銀はアルコール・たばこ税の導入や糖尿病検査の重要性など、国ごとに適した対策を推奨している。

 【ワシントン時事】世界銀行は12日公表した報告書で、がんや糖尿病など「非感染症疾患」が世界の死因の少なくとも7割を占めているとの懸念を示した。

 対策に速やかに着手すれば、中・低所得国で2050年までに最大1億5000万人の死亡を防げるとの想定を明らかにした。

 世銀は非感染症疾患への対策として、アルコール・たばこ税の導入や、糖尿病検査、心不全への応急処置に関する体制整備などを列挙。各国の事情に合わせた最優先の対策を取るよう促した。