ハマスに要求取り下げ迫る 仲介国、ドーハで会談 ガザ交渉

AI要約

パレスチナ自治区ガザの停戦交渉において、カタールの首相とエジプトの高官がハマスと会談し、パレスチナ囚人の釈放を巡る要求に関する対立が続いていることが報じられた。

ハマス代表団はカタールとエジプトの要人との会談に参加し、イスラエルとの対立について協議が行われた。

イスラエルとハマスの間では、軍事撤退や囚人の釈放を巡る交渉が膠着しており、今回の会談でも対立が解消されずに終わった。

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、仲介国カタールの首相とエジプトの高官は11日、イスラム組織ハマスの代表団とドーハで会談した。

 イスラエルのメディアは今回の会談について、同国で収監中のパレスチナ囚人の釈放人数を増やすよう新たに求めたハマスに、要求の取り下げを迫るのが目的だと報じた。

 ハマス代表団は政治部門ナンバー2のハリル・ハイヤ氏が率い、カタールのムハンマド首相とエジプト総合情報庁のカメル長官と会談した。

 これまでの交渉では、イスラエルのネタニヤフ首相がガザの対エジプト境界地帯に駐留する軍部隊の撤退を拒否。ハマス側も、イスラエルで服役する100人以上のパレスチナ囚人の釈放を追加で要求するなど、対立が続いている。