爆発物搭載無人機で刑務所攻撃、施設上空で撃墜 エクアドル

AI要約

エクアドル当局は、ラロカ刑務所への無人機攻撃を阻止したと発表。無人機には爆発物が積まれていた。

ラロカ刑務所にはメキシコ大使館で身柄を拘束されたホルヘ・グラス元副大統領が収容されており、無人機の目的は刑務所の無力化だった。

エクアドルの治安状況は悪化しており、刑務所の管理は軍に移管されている。

爆発物搭載無人機で刑務所攻撃、施設上空で撃墜 エクアドル

【9月12日 AFP】エクアドル当局は今月5日、ラロカ(La Roca)刑務所への無人機による攻撃を阻止したと発表した。無人機には爆発物が積まれていた。

 最高度の警備体制を敷くラロカ刑務所には、首都キトにあるメキシコ大使館で身柄を拘束されたホルヘ・グラス(Jorge Glas)元副大統領が収容されている。

 治安当局によると、無人機は施設上空で撃墜された。また、その目的については同刑務所の「無力化」とされた。

 エクアドルでは4月、メキシコ大使館に治安部隊が突入し、保護を求めて逃げ込んでいたグラス元副大統領を拘束。メキシコが国交断絶を発表する事態に発展した。

 エクアドルの刑務所の多くは近年、麻薬カルテルとつながりがあるギャングによって支配されてきたが、ダニエル・ノボア(Daniel Noboa)大統領は今年1月、国内は「武力衝突」状態にあると宣言し、刑務所を軍の管理下に置いた。(c)AFPBB News