中絶や化石燃料で攻防、討論会 司会がトランプ氏の誤り指摘

AI要約

米大統領選の討論会では、ハリス副大統領とトランプ前大統領がそれぞれ人工妊娠中絶と化石燃料開発を巡り攻防を繰り広げた。

ハリス氏は中絶の権利を強調し、政府やトランプ氏の女性の体に関する発言を批判した一方で、トランプ氏は虚偽の主張を展開し、司会者に否定された。

さらに、シェールガス開発に関する立場で、ハリス氏はかつての禁止論からの転換を示したが、その歯切れに欠ける場面も見られた。

 【ワシントン共同】米大統領選の討論会では、ハリス副大統領が人工妊娠中絶の権利、トランプ前大統領は化石燃料開発と、それぞれ得意分野で攻勢をかけた。司会者がトランプ氏の主張の誤りを指摘する場面もあった。

 ハリス氏は中絶の権利擁護を掲げ「政府やトランプ氏が女性の体についてあれこれ言うべきではない」と断言した。

 トランプ氏は「出生後でも赤ん坊を殺せる州がある」と主張したが、司会者に「そんな州はない」と否定された。

 シェールガス開発に使う「フラッキング(水圧破砕法)」の是非ではハリス氏の歯切れが悪かった。以前は禁止の立場だったが、産出地を抱える激戦州に配慮して容認に転じた。