再びロシア領内深くを攻撃 ウクライナが大量ドローン

AI要約

ウクライナがロシアに対し、140機を超えるドローン攻撃を行い、モスクワなど広い範囲に影響が及んだ。

攻撃により、モスクワの空港が一時閉鎖され、住民が避難を余儀なくされる事態が発生した。

このドローン攻撃は今月2度目で、ロシア軍は迎撃を試みたが、相互の緊張が高まっている。

再びロシア領内深くを攻撃 ウクライナが大量ドローン

ラメンスコエ、ロシア、9月11日 (AP) ― ウクライナは9月10日未明、2年半に及ぶロシアとの戦争で最大規模となるドローン攻撃を敢行した。

 ウクライナはモスクワと周辺都市を含む広い範囲に対して、140機を超えるドローンで攻撃。このため、当局はモスクワ郊外のブヌコボとドモジェドボ、ジューコフスキーの3カ所の空港を一時的に閉鎖、合計48便が迂回を強いられた。

 モスクワの南東46キロのラメンスコエでは、高層アパートにドローンが激突し、女性1人が死亡、3人が負傷した。

 モスクワ州当局によると、複数のドローンが高層アパートに激突し、火災が発生。落下するドローンの破片などで危険なたため、近隣のアパート5棟の住民が避難を余儀なくされた。

 ウクライナによる大量のドローン攻撃は今月に入ってこれが2度目で、9月1日の開戦以来最大の攻撃では、ロシア軍は10カ所を超えるロシアの都市上空で、合計158機のドローンを迎撃したと主張した。

(日本語翻訳・編集 アフロ)