【台湾】商業・サービス業は「繁栄」に接近、商研院

AI要約

商業発展研究院が2024年7月の商業・サービス業の景気に関する指数を発表し、繁栄の水準に接近していることを示した。

商研院は、将来的に指数がさらに上昇し、金融危機前の水準を超える可能性があると予測している。

一方、宿泊・飲食業に関する指標は下落傾向が続いており、成長のボトルネックに直面しているとして注意が必要だと指摘されている。

 台湾政府系シンクタンクの商業発展研究院(商研院)が6日に発表した2024年7月の商業・サービス業の景気を一致指数として示す「商業服務業景気循環同行指標総合指数」は1.4369で、「繁栄の水準」(1.5)に接近しているとの見方を示した。同指数は22カ月連続で上昇した。

 商研院は、同指数が25年1月には2.0388まで上昇すると予測した。世界金融危機前の07年8月(1.8205)を超えるとみている。

 一方、「宿泊・飲食業」に関する指標は、23年6月以降下落傾向が続いているとした上で「成長のボトルネックに直面している」との見方を示し、特別な注意が必要だと強調した。