北朝鮮ごみ風船で火災か 韓国2件、現場に起爆装置

AI要約

韓国北部京畿道の消防当局は9日、倉庫火災の現場で北朝鮮の起爆装置が見つかったことを明らかにした。

5日の工場火災でも同様の起爆装置が見つかり、消防が詳細を調査中。

北朝鮮は5月から韓国にごみをぶら下げた風船を飛ばしており、タイマーや起爆装置を装着したものもある。

 【ソウル共同】韓国北部京畿道の消防当局は9日、同道坡州市で8日に発生した倉庫火災の現場で、北朝鮮がごみをぶら下げて韓国側へ飛ばしている風船に取り付けたとみられる起爆装置が見つかったと明らかにした。聯合ニュースによると、ソウル近郊の金浦空港付近で5日発生した工場火災の現場でも起爆装置が見つかり、消防が詳しい状況を調べている。

 いずれの火災も、建物の屋根などが焼けたが人的被害はなかった。北朝鮮は5月から韓国側にごみをぶら下げた風船を相次ぎ飛ばしており、ごみを散布するためとみられるタイマーや起爆装置を装着したものもある。