韓国・製薬会社の倉庫で火災…北朝鮮「ごみ風船」起爆装置が爆発か

AI要約

韓国坡州市の製薬会社倉庫で起きた火災は、ごみ風船が原因とみられる。倉庫内には人命被害はなく、330㎡の倉庫屋根が焼けた。起爆装置を含むごみ風船の残骸が発見されたことから、北朝鮮が関与している可能性が指摘されている。

消防関係者によると、ごみ風船にはタイマー付きの起爆装置がついており、爆発して内容物に引火する仕組みだという。北朝鮮は今年に入り何度もごみ風船を韓国に送り続けており、火災が起きた日も散布していた。

最近の北朝鮮の行動を考えると、火災は北朝鮮による工作活動の可能性が高いとみられる。京畿道北部消防災害本部は軍当局に通報し、事態の調査を進めることを決定している。

韓国・製薬会社の倉庫で火災…北朝鮮「ごみ風船」起爆装置が爆発か

【09月09日 KOREA WAVE】韓国坡州市にある製薬会社の倉庫で9日午後2時ごろ火災が発生、約3時間後に鎮火したものの、330㎡の倉庫屋根が焼けた。倉庫内には人がいなく、人命被害はなかった。火災現場では起爆装置を含むごみ風船の残骸が発見されており、京畿道北部消防災害本部などは、北朝鮮のごみ風船が原因で出火したとみて、軍当局に通報した。

消防関係者は「ごみ風船にはそれぞれタイマーが設定された起爆装置がついており、一定時間が経過すると爆発する。その際に内容物に引火したと考えられる」と説明している。

北朝鮮は今年5月28日から17回にわたってごみ風船を韓国に送り続けている。最近でも今月4日から5日間連続でごみ風船を散布している。火災が起きた日も、北朝鮮は午前からごみ風船を飛ばしていた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News