台風11号、ベトナム・中国で猛威 死者40人以上

AI要約

台風11号が熱帯低気圧に変わり、ベトナムや中国、フィリピンで多くの被害をもたらした。

台風11号による死者は少なくとも24人で、負傷者は299人に上るという報告がある。

台風11号による停電や通信障害が発生し、今後も地滑りや洪水の被害が懸念されている。

 南シナ海で発達し、ベトナムなどで猛威を振るった台風11号が8日、熱帯低気圧に変わった。

 台風11号によりベトナムでは20人以上が死亡。ベトナム上陸前に通過した中国南部とフィリピンで、少なくとも合わせて24人が死亡した。AFP通信が伝えた。

 ロイター通信によると、ベトナム当局は9日、台風11号による死者が少なくとも24人、負傷者が299人に上ると明らかにした。

 台風11号は7日にベトナム北東部に上陸。複数の地域で停電や通信障害が生じた。気象当局は、今後もさらに地滑りや洪水が起こる恐れがあるとして注意を呼び掛けている。